内科
一般診
当院の内科外来は午前診、午後診、夜間診の各診療単位で初診外来および予約外来を行っています。高血圧、糖尿病、脂質異常症など生活習慣病の治療・管理や、かぜやインフルエンザなどの内科疾患一般の診療を行います。
神経内科
脳や脊髄、神経、筋肉の病気をみます。しびれやめまい、ふらつき、しゃべりにくい、けいれん、頭痛、ものわすれ、意識障害など脳神経が起因する症状に対して診断から治療を行います。神経難病に関しては、急性期から慢性期、在宅まで、その人らしく生きていくためのサポートを医療と福祉の連携や様々な制度を活用しながら行います。
消化器内科
消化器内科全般にわたる診断・治療を行います。ピロリ菌除菌療法はこれまでに1500例以上に実施しています。経鼻内視鏡検査による苦痛の少ない胃カメラ検査を行っています。
年間7000件以上の大腸がん検診を実施し大腸がんの早期発見に取り組んでいます。
肝臓専門医によりB 型肝炎、C 型肝炎への抗ウィルス療法を行っています。
慢性ウィルス性肝炎の治療 経口薬での治療
慢性肝疾患の原因として肝炎ウィルス(B型肝炎(HBV)、C型肝炎(HCV))は大きな比重を占めており、進行すると肝硬変、肝細胞癌に進行していきます。
B型肝炎、C型肝炎はいずれも内服薬による治療が可能となっており、また公的補助制度の利用により経済的な負担も軽減されます。
B型慢性肝炎
核酸アナログ製剤(バラクルード、テノゼット、ベムリディなど)による経口薬治療が可能です。直接、薬の力でHBVの増殖を抑えて肝炎を鎮静化させます。薬を飲んでいる間はHBVのウイルス量は低下し、肝炎は起こりません。ただしB型慢性肝炎の患者さんに持続感染しているHBVは身体から完全排除することは出来ないことがわかっています。核酸アナログ製剤は一般的には長期投与が必要になります。
C型慢性肝炎
C型慢性肝炎に対する飲み薬だけを使用するインターフェロンフリー治療が2014年9月から開始されました。C型肝炎はセロタイプにより1型と2型に分類されます。現在、1型にはハーボニー12週間投与、ヴィキラックス12週間投与、2型にはソバルディ・コペガス併用12週間投与等が行われています。これにより、95%以上の人でウイルスを体内からなくすことが可能となっています。しかもインターフェロンのような副作用が少なく、これまでさまざまの合併症でインターフェロンが使えなかった方(高齢者など)でも安全に治療ができるようになりました。
インターフェロンフリー治療の適応は慢性肝炎と初期の肝硬変(代償性肝硬変)の患者さんに限られており、非代償性肝硬変の患者さんは治療を受けることができません。
体内からウイルスがいなくなっても、これまで悪くなってきた肝臓病そのものが完治したわけでは決してありません。とくに肝臓病が進行してしまった方は、肝がん合併の危険性がひきつづき残っていると考え、定期的な超音波検査やCT検査などの画像検査を受けることが重要です。
東大阪生協病院は肝炎専門医療機関であり、これらの抗ウィルス療法が可能です。その他、肝臓疾患全般に関しての治療、検査の依頼なども受け付けています。
日本肝臓学会専門医 日本消化器病学会専門医 東大阪生協病院消化器内科 藤田昌明
循環器内科
当院では心臓カテーテル検査以外の非観血的検査により、虚血性心疾患、心臓弁膜症、不整脈、心不全、などの循環器疾患の早期の診断と治療を行っています。
呼吸器内科
気管支喘息、肺気腫、肺癌、肺炎、間質性肺炎などをはじめとする呼吸器疾患全般の診断治療を行っています。
在宅酸素療法、NIPPV の対応や呼吸器リハビリなども行っています。